銀座 THIERRY MARX 閉店

2020.5.31に閉店しました。 ——- ■銀座5丁目 THIERRY MARX ■10/17(月) ランチ ■ランチコース 16,200円+サービス料1,944円 GINZA PLACE7F。パリの星付きシェフの肩書きつきで、颯爽とオープンしたフレンチ店。 先日は、ビストロのBISTRO MARXに伺いましたが(BISTRO MARXの記事)、今回はフレンチダイニングのTHIERRY MARXでランチです。

(adsbygoogle = window.adsbygoogle || []).push({});

ランチコースは、15,000円(税抜き)一択です。 ディナーが、2万円、2万8千円(それぞれ税抜き)ということもあって、それほど価格差もないことから、ランチよりもディナーを予約される方が多いそうです。(逆に言えば、ランチの席は取りやすい) アミューズ前の一皿は、菊芋とたまねぎ、グリッシーニ。 アミューズブーシュは、平目のタルタルに、パリパリの椎茸を添えてます。 食感の違いが楽しいポーションです。 ここで、パンのブリオッシュ。 しっとりした多断層のパン。やはりこれがおいしいのです。 フォアグラの下にうなぎ。 フォアグラとうなぎという少しクセのありそうな食材を、少し酸味のきいた青リンゴとうなぎの出汁からつくったムース状のクリームと合わせると、絶妙なハーモニーです。 パリの本店でも出しているポーションだそうで、おそらく本店でも好評な一皿だろうと思います。 そして、スペシャリテとも言える、もやしのリゾット。 リゾットといってもお米ではなくて、しゃきしゃきのもやしが入ってます。 もやしの食感がこれまで抜群です。 ポワソンは、金目鯛のポワレ。 身はほんわか、皮はカリっと焼かれた金目鯛。 つけあわせのカリフラワーも、手がかけられていて、おいしいです。 メインのお肉料理は、川俣シャモとオレンジソース。 少々、お肉とごぼうが固めで、唯一このお皿だけは、やや残念。 デセルに出てきたのは、なにやら丸い物体。 有田焼だそうです。 開けると、3段重ねのデザートのお重。 これ、おもしろいです。 最後にカフェと小菓子。 ビストロの方から見えない、扉の向こうの空間は、こんな感じ。 白を基調にした店内ですが、どちらかと言えば殺風景。 ちょうどガラス越しに厨房が眺められる場所でしたので、ライブ感がありました。

他のフレンチのお店とは違った、このお店オリジナルな料理を楽しめ、お店を出た後は新鮮でさわやかな気持ちになれました。 特に、味の濃そうな食材を、さわやなかソースと合わせる繊細さが際立っていたと思います。 スーシェフは、日本人の女性のシェフさんでしたが、女性ならではの、きめ細やかなところが良く出ていたと思います。 新しいものに出会えたような新鮮な風を感じて、★4つで。 ビストロ側の料理よりも、断然こちらの方が上だと思います。